2009年8月26日 (水)

ペガサス戦とみすゞ飴

0908081だいぶ過日、長野県は上田球場で、ペガサス対グランセローズのナイトゲームを見て……くる予定だったのだが、当日、夕立がきて中止になった。
宿までとって、何しにいったんだ私!!(泣)
グラウンド整備と、親子スピードガンコンテストと、信濃のチアの女の子たちのダンスを見にいったみたいになってしまった……。

でも昼間は友人と観光したからいいことにしよう。

観光は観光で楽しかった♪
上田城と小諸城(懐古園)と、上田と小諸の北国街道を少し散策。
懐古園内の小山敬三美術館が意外によかった。入ったのは初めてじゃないはずなのに、以前の記憶があまりない(汗)。あのアトリエなんて、昔あったっけ?? でも、あれもよかった。

歩いてみると、上田も小諸も街並み整備が進められている印象だった。

おみやげは勿論『みすゞ飴』!
でも、飯島商店って……買うほうにプレッシャーのかかるお店だなあ(苦笑)。
ドアは開けてくれるし、たくさんいる販売員のおねえさんたちは上品だし……どこの有名デパートに迷い込んだのかと思う。
老舗のプライドをああいう形で表現しているのだろうか。
あれはあれで一つの売り方として、当然、アリだ。確乎たる信念があって企業イメージを作っているな、と感じられる。
建物も立派。あれを守っている姿勢もブランディングの一貫? だとすると正解だと思う。

地元の人は、あそこの商品をお祝いごとの引き物にも使ったりするのだろうか?

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2008年6月10日 (火)

黄色い桑の葉の写真

Kiirokuwa1前回に引きつづき、こちらの写真は「黄葉一ノ瀬」という、葉っぱが黄色~黄緑色を呈する桑品種だそう。
病虫害でこういう色になっているわけでも、写真を加工したわけでもなく、実物からして明らかに黄色い。

桑にはほかにも、枝がくねくね曲がる品種やら、葉が縮れる品種やら、しだれる品種やらいろいろある。
かつて自分は「桑=おかいこの食べ物」という極めて単純な認識を持っていたが(家で養蚕をしていたので)、案外園芸品種的な側面があるのだなあ……。

そういえば。
上の話とは関係ないが、我が家の犬はなぜか、ときどき桑の若葉を食べている。

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2008年6月 8日 (日)

白いドドメの写真

Shirododome写真は。
「白実トルコ」という、白い実のなる桑品種だそうだ。(クリックで拡大)

母に写真を見せたら、「まだ熟してないんじゃないの、このドドメ?」。

いやいやいや。
これは熟しても紫にはならないんだってば。
その証拠に、熟す前のは緑色ではないか。


※ドドメ=桑の実のことをいう上州方言

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2008年4月26日 (土)

しだれ桜を見てきた

Shidarezakura2過日。
菅原のしだれ桜を見にいってきた。
ようやく写真を整理したので、載せてみる。

午前中だが、わりと遅い時間だったのに、まだアマチュアカメラマンが結構いた。
尤も、早朝にはもっと本気の人がもっとたくさんいたのかも知れないが。
時期も、もう何日か早いほうがよかったんだろうな、という感じ。
しかし、桜のために平日仕事を休める人ばかりでもなかろうから、それは仕方がない。(この日は休日だった)

ちなみに、私は写真を撮りにいったわけではなく、桜を見にいったのだ。(ブログ用にこうして写真は撮ったけれども)

Sugawara1

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2007年8月26日 (日)

好きな花

Yuki07083テッポウユリ系の白いユリが好きだ。
姿も、香りも。


ところできのうは、犬の散歩に行ったとき、クズの花を見つけたので、近づいてくんくん嗅いできた。
じつによい香りだった。
何とも言えず幸せな気分になるクズの香りは、子ども時分からのお気に入りだ。

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2007年8月17日 (金)

咲いたらば

Casagao2 しばらく前に、父が、行きつけの床屋さんでもらって(押しつけられて?)きた苗。
「これは人からもらったエンゼルストランペットの苗。たくさんあるから、一つ持っていって。花は下向きに咲いて、花の色は白」――と、くれるときに言っていたというので、「じゃあ、コダチチョウセンアサガオか、あるいは淡黄色を白と言っているならキダチチョウセンアサガオか、何にしろ花が咲いたら分かるね」などと家族で言っていたのだが。

ついに咲いた花を見てみたら。

紫で、八重で、下向きじゃなかった。
つまり、エンゼルストランペット(キダチチョウセンアサガオ)ではない。
多分これは、ヤエチョウセンアサガオだと思う。
そういえば、株の様子も、キダチチョウセンアサガオとは違う。

どこでどう情報が間違ったのか知らないが、そういうオチだった(笑)。

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2007年8月 5日 (日)

香る花

Matsubaki香りの強い花も好きだ。(と言いつつ、写真は特に関係なくマツバボタンだが)
ジンチョウゲ、キンモクセイ、フジ、クズ、クチナシ……。
これからの季節ならばエンゼルストランペット。大きな株はすでに咲き始めて、夕方、犬の散歩に出ると、特徴的な香りを漂わせている。

それにしても、エンゼルストランペットとはうまい名づけだが、毒草であることを考えると、ちょっと可憐すぎて不似合いな気もしないでもない。
別属(ダツラ属)のチョウセンアサガオの学名(Datura Metel)から取ってつけられた別名の「ダツラ(ダチュラ)」のほうが雰囲気的にはしっくりくるかも?(って、植物にとっては余計なお世話か)



*メモ*
ちなみに、チョウセンアサガオは南アジア原産でナス科ダツラ属(チョウセンアサガオ属)の1年草、花は上向き。
エンゼルストランペットは南米原産でナス科ブルグマンシア属(キダチチョウセンアサガオ属)の常緑低木、花は下向き。キダチチョウセンアサガオとも言われ、近縁種にコダチチョウセンアサガオ(花は下向き)がある。
ということで、何やら非常にややこしい。私も今回調べて、ようやく何となく両者の関係が把握できた。
ブルグマンシア属はわりと近年にダツラ属から分離されたらしく、そんな経緯もあって、かなり混乱が起きているようだ。

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2006年10月28日 (土)

季節はずれの花畑

Inutadejutan久しぶりに明るいうちに犬の散歩にいったら、梅林の木の下が、季節はずれの花畑になっていた。
ハルジョオンに白花タンポポ、イヌタデ、ハコベ、ホトケノザなどなど……。
なんて見事。なんて可憐。
思わず目を瞠ったが、よく考えてみると、植物の取り合わせは、春と夏が一緒にきたようなデタラメさ加減だ。

それにしても、隣の畑に咲いているコスモスも時期を過ぎかけ、土手の上ではススキの穂が風にそよいでいるこの時期に、これは一体どうしたことだろう。
今年の“ちょっと暖かすぎた十月”のなせる業だろうか?



*メモ*
写真は、その花畑の一部の、イヌタデ(紅色)のじゅうたん。草刈りによって刈り込まれたあと、もはや茎や葉を伸ばさずに一気に花芽が形成されたように見える。これも季節的なものか。

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2006年10月17日 (火)

愛らしい花

Hakidameup3十月十四日の写真はハキダメギクだったのだが。
ちょっとかわいそうな名前だと思う。

確かに、道路っぱたに生えていたりして乾燥した塵にまみれているハキダメギクの姿は何とも表現しようがない悲しさではあるが、しかし、もっとよい場所に生えているときは、よく見ると花の形もかわいらしいし、葉の、ちょっと丸くてちょっと尖っている感じも悪くないし、全体の緑色もみずみずしくて、けっこう見甲斐のある草だと思うのだ。

というわけで、花をアップで撮ってきてみた(写真)。
この個体は、畑の脇に生えていて、しかもそこは道より少し高い場所なので、ほこりにまみれることもなく本来の愛らしさを十分に発揮している。

かわいい。

花びらの形が象形文字の「山」みたいだ。(ときどき切れ込みが三つあるのがあるが)
花心と花弁のサイズのバランスもバッチリ。わずかに黄緑色を帯びた黄色い花心と白い花弁のコントラストもよい。
花弁の白は、こっくりとした、ややニュアンスのある白色。惚れ惚れする。
いやホント、見るほどに愛らしい花だ。

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2006年10月13日 (金)

秋の花、アサガオ

Yabuasagao1遊佐未森さんに「野生のチューリップ」、白井貴子さんに「野生のマーガレット」という歌があるが。
写真は、数日前に家の近所で撮影した野生のアサガオ。(前振りとは関係がない)

野生のアサガオはなんだかすごい。のびのびと這い広がって、気ままに花をつけているように見える。
自由そうで、少しだらけた感じもあって、見ていて胸がすくような景色。
アサガオになりたい。

それにしても、こうやってそのへんの藪に咲いているのを見ていると、アサガオは夏の花というよりは、晩夏から秋の花だなあと思う。九月以降のほうが断然威勢がよい。たぶん、日照時間と気温の関係なのだろう(アサガオは短日植物)。

ちなみに、秋の七草に「あさがお」が数えられるが、これは現在のアサガオかどうかは不明。アサガオの渡来時期に諸説あるためだ。
秋の七草のあさがおは、現在のアサガオであるという説のほかに、現在のキキョウ、ムクゲ、ヒルガオなどの花に比定されることがある。
最有力なのはキキョウ説だとか。



*メモ*
春秋の七草は、地方ごとに違う取り合わせで伝わっているという。
現在一般的な秋の七草:はぎ、おばな、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、あさがお(ききょう)
上記の七つは、『万葉集』中の山上憶良の歌「秋の野に咲きたる花を指(および)折りかき数ふれば七種の花」「萩の花尾花葛花なでしこの花をみなへしまた藤袴朝顔の花」(表記は『古語辞典[改訂新版]』(旺文社)による)にもとづく。(ウィキペディアの「七草」の項に概要がまとまっている)
七種の植物の写真↓
http://www.hana300.com/aki777.html
上記サイトのトップはこちら(「季節の花 300」管理人:山本純士さん)
http://www.hana300.com/index.html

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2006年9月11日 (月)

アサガオって!

Asagaoたびたび園芸ブームがやってきた江戸時代の我が国で、アサガオの品種改良も盛んに行われたのは知っていたが、実際に写真を見ると驚く。
アサガオの変異ってこんなにいろいろ出るのか、と。
http://www.rekihaku.ac.jp/kikaku/index94/index.html
(歴博・くらしの植物苑特別企画「伝統の朝顔2005」)

こういうのに夢中になる人の気持ち、わかるなあ(苦笑)。

それにしても、歴博のコレクションはすばらしい。
いつか本物を見たいものだ。



*メモ*
ちなみに写真は、先日、ふつうに家の近所で撮った、藪に咲いていたアサガオ。
これはこれですばらしいフォルム、少し浅めのさわやかな青色。朝露に濡れてうっとりするほど美しい。
(ところで、アサガオのような合弁花が開くさまを想像すると、何となく折り紙っぽくて楽しいと思うのは私だけか?)
国立歴史民俗博物館公式サイトはこちら
http://www.rekihaku.ac.jp/index.html

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2006年9月 9日 (土)

短命な花だった

Tsuyukusaある日の夕方、犬の散歩をしながら、ふと思った。
時期にもかかわらずツユクサの花を見ないなあ。
そこで、その日は足下に注意しながら歩いてみた。

……なんだ。探してみれば、ツユクサの株はけっこういろいろなところにあるではないか。
が、どの株にも、あの潔く青い色の可憐な花がついていない。
いや、花があるにはあるのだが、どれもみなしょぼしょぼとしおれているのだ。

そこでようやく気がついた。
ツユクサは、夕方までにはしぼむのか。(無知で申し訳ない)

子どものころはごくごく普通に毎日この花を愛でていたので、一日中咲いているものとばかり思っていたが、よく考えてみれば、確かにツユクサの花は見るからに一日花らしい見た目をしている。
で、調べたら、やはり早朝に咲いて午後にはしぼむとのこと。
そういや、最近、徒歩で表に出るのなんて夕方くらいしかないものなあ……。花を見かけないわけだ。

ということで、あのすばらしい青色を求めて、まだ日の高くない時刻に近所の藪へいってみた。
うーん、やっぱりきれい! なんてすばらしい青!(ただし、株によってけっこう青の濃さに変異が大きかった)
ついでにアサガオもさわやかに咲いていた。

……しかし。
これはまあ余談だが、うっとりと眺めていたら蚊に食われてとてもかゆかった。



*メモ*
ツユクサについて
http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/59tuyukusa.htm
トップはこちら(「石川の植物」管理人:本多郁夫さん)
http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/top.htm

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2006年9月 8日 (金)

屋根のアヤメ属植物

Ishimikawa9/6の記事に関連した話題。

「お江戸見たけりゃ高崎田町 紺の暖簾がひらひらと…」と対になる、前橋を揶揄する歌として、「花が見たけりゃ前橋田町 屋根にアヤメの花盛り…」というのがあったという文章を、かなり以前に何かで見た覚えがある。
……のに、その後一度も同様の記事に行き当たらない。その文章を読んだという記憶自体が幻だったとは思えないのだが。一体何に書いてあったのだろう? 気になる。(関連する情報をお持ちの方がいらしたら、教えてください)

で。
この、記憶にあるフレーズだけを見ると、前橋田町は(高崎田町と違って“街”ではなく)草葺き屋根の家が並ぶ田舎であるということを表現しているのだろうと思われる。(一方で花のお江戸になぞらえられた高崎田町は、瓦葺き屋根の建物が並んでいたのだろうか?)

なぜ草葺き屋根の家が並んでいたと考えられるかといえば、「屋根にアヤメの花盛り」という表現があるためだ。
ここで「アヤメ」と呼ばれているアヤメ属植物は、イチハツではないかと予想される。かつて、草葺き屋根の棟(てっぺんの高いところ)にイチハツを植えた光景は日本では普通に見られたものだからだ。これは、地域によっても違うようだが、風除け、火災除けのまじないだとされたらしい。また、イチハツの根によって棟を固定するといった説明もされることがあるようだが、これについては効果のほどは疑問があるという説もある。

ただし、前橋田町の景観が実際にそういうものであったかは知らない。
上記の揶揄歌も私が創作したわけではない(はずな)ので、前橋市民のみなさん、どうか怒らないでください。



*メモ*
イチハツは中国原産の渡来植物。アヤメ属植物らしい姿で美しいが、個人的な好みの問題だけをいえば、ビアデッドアイリスは今イチ……(苦笑)。
イチハツの花
http://www.hana300.com/ichiha.html
トップはこちら(「季節の花 300」管理人:山本純士さん)
http://www.hana300.com/index.html
記事とは無関係だが、本日の写真はイシミカワ。

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2006年8月30日 (水)

触って痛かった

Inutadesiro赤いタデも好きだが、白いタデはさわやかで清楚で、より好ましい感じがする。

ということで、白いタデの写真を撮ろうと思い、近づこうとして足下を確認したら、カナムグラがあったので、十分に気をつけたつもりが、一歩踏み込んだらむき出しの脚にちょこっと触れてしまった。
痛い。
真剣に痛い。
いやになるなあ、もう。

カナムグラは茎に棘がある。
この棘は、触れたあとしばらくちりちりと痛い。
私は植物には比較的寛容なほうだと思うが、カナムグラはこの理由から今イチ好きになれない。
この痛みを体験したことのない人は、どうぞ試してみてほしい。どこにでも生えているので。

そういえば、カナムグラは花粉症の原因植物でもあるのだそうな。

うちの犬はなぜか、このカナムグラの葉が好きで(べつに好きなわけではないかもしれないが)、よく食べている。表面のざらざらしているのが、機能性食品としての役目を果たすのででもあろうか?



*メモ*
写真にも何気なくちゃっかりと写り込んでいるが、カナムグラとは、これだ。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/moraceae/kanamugura/kanamugura.htm
トップはこちら(岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研))
http://had0.big.ous.ac.jp/index.html

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2006年8月22日 (火)

出穂したら

Hekusoここ数日で、すっかり水田のイネの穂が出揃った。

我が家のある町の周辺では、「出穂(でほ)に燠(おき)挟め」ということをいう。
出穂(しゅっすい)したら、炭火であぶるくらい暑い日がつづくのがよい、そうすれば豊作になる、ということを表した言葉だそうだ。

今年はきっと大丈夫。連日、内陸県の夏の厳しさをいやというほど味わわせられているから。

きょうは曇っているので、暑さは多少内輪だが、ただ、本日も相変わらず蒸している。



*メモ*
写真はヘクソカズラ。図鑑などでは、全草が特有のにおいを持つのでこの名があるといったような説明がされるので、本当にそうか、かいでみた。
引き寄せてかぎ、ちぎってかいでも、べつにどうってことはない。ちぎった葉を指先でもむと……う~ん、このにおいのことか? でも、そう思わなければわからない程度にしかにおわない。ヘクソカズラなんてひどい名前にされるほどのことではないように思うのだが。
ちなみに、写真のとおり、花は非常に愛らしい。色の組み合わせも形もサイズも、バッチリだ。
ヤイトバナ、サオトメバナなど別名の多い花だが、一度「ヘクソカズラ」で覚えてしまうと、インパクトが強烈すぎて忘れられない気がする。
どうやら時期によって臭気の強度が違うらしい。もう今はあまりくさくない時期なのか?
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/sympetalae/rubiaceae/hekusokazura/hekusokazura.htm
トップはこちら(岡山理科大学総合情報学部生物地球システム学科植物生態研究室(波田研))
http://had0.big.ous.ac.jp/index.html
このページは顕微鏡写真が楽しい。
http://www48.tok2.com/home/mizubasyou/95hekusokazura.htm
トップはこちら(よくお世話になっている「石川の植物」、管理人:本多郁夫さん)
http://w2222.nsk.ne.jp/~mizuaoi/index.htm
虫との関係、微細構造について。
http://homepage3.nifty.com/yaoi/sakusaku/4_1.htm
トップはこちら(「Holiday Naturalist」シンプルで見やすく、おしゃれなサイト)
http://homepage3.nifty.com/yaoi/index.htm

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2006年6月20日 (火)

アヤメ属植物考

Yatsuhasi きのうの話題のつづきのような話。

写真は、見てのとおり、聖護院八ツ橋総本店の八ツ橋の箱(缶)。

あまりにも有名な京みやげ「八ツ橋」は、ご存じのとおり、近世箏曲の開祖と呼ばれる「八橋検校(やつはしけんぎょう)」に由来したもの。今は生八ツ橋のほうが主流のようになってしまっているが、本来は箏の形の干菓子が基本だ。
なのに、箱のデザインは、変な板と、何かアヤメ属植物らしい花。これは何だろう、ということで。

じつはこれは、いわゆる「八橋」柄だ。
かの有名な『伊勢物語』東下りの、第九段に出てくる、あの八橋である。

都から東国へ向かう途中の在原業平一行が三河国八橋というところにくると、そこでは蜘蛛手に川が流れ、八つの橋が架かっていた。その川のほとりで一休みしたところ、水辺にカキツバタが咲いていて、同行者が(和歌の名手である)業平に、『かきつばた』の折り句で歌を詠んでみないか、と持ちかける。
業平は、都に残してきた妻を偲んで歌を詠む。
「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」

こうして有名になった八橋という土地の様子が、後年たびたびデザインとして扱われることになる。水の流れと橋板とカキツバタ、でワンセットだ。
最も有名なところでは、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」があるが、これ以外にも、そう思って見ているとかなりさまざまなところで八橋の光景を図案化したものを見つけることができる。
比較的なじみ深いのは、花札の「菖蒲(あやめ)」の札だろう。十点の札が八橋柄だ。ということは、「あやめ」とは呼んでいるものの、あの花はどうもカキツバタなのだろうと思われる。

そんなわけで。
聖護院八ツ橋総本店の八ツ橋の箱は、おそらく、
(八橋検校に基づいた)菓子の名「八ツ橋」
   ↓
(「ヤツハシ」の音が通じるので)八橋柄
という連想でデザインされたものと考えられる。
八橋柄のもとが『伊勢物語』であって(しかもすでにデザイン上の一類型として市民権を得ている)、文化人・八橋検校に由来する菓子「八ツ橋」のイメージを壊さないというのも、このデザインを採用するうえでの判断基準になり得たかも知れない。

で、結局何がいいたかったかというと。
聖護院八ツ橋総本店の八ツ橋の箱に描かれているアヤメ属植物はカキツバタである、ということだ。八橋の光景とともに描かれる花は、ハナショウブやアヤメであってはいけないのだ。
聖護院八ツ橋の箱のイラストを見ると、外花被片の基部の筋には、デザイン上、色は塗られていないが、ここは白であるはずだ。

ちなみに、現在では、ハナショウブを観賞させる施設で、雰囲気を出そうとして八橋もどきの風景を作ってあることが多いが、あれはつまり、単なる勘違いか、イメージへの便乗なのだ。
カキツバタは湛水状態でも生育可能だが、ハナショウブは年中水に浸かっている状態は好ましくないため、花の時期が終わると、通常、観賞施設では“八橋”の“川”の水を抜く。
花を見にくる人たちを喜ばすためとはいえ、ハナショウブたちも大変である。



ところで。
カキツバタを見た業平は、なぜ妻を思い出したのか。
八橋までくるあいだに、すでに都と、(業平にとって都の象徴であるところの)都に残してきた妻とが恋しくなっていたから……かも知れないが、さらに付け加えるとしたら、それはカキツバタの色にあると考える。
カキツバタは紫色である(白花もあるが、基本は紫)。
紫と、女性。
この組み合わせは、何かを思い出させないだろうか。
そう、『万葉集』巻一に載る、額田王と大海人皇子の例のやりとりだ。

 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
 紫草(むらさき)のにほへる妹を憎くあらば人妻ゆゑにわれ恋ひめやも
 (*表記は旺文社古語辞典改訂新版による)

おそらく、業平のように『万葉集』に接する機会のあった人々は、「紫・にほふ・妻・美しい女性」あたりをワンセットで連想するくせがついていたのではないか。だからこそ、気高い紫色に咲くカキツバタを見た途端、自然と妻のことが思い出されたのではないか。
――と、私はかつて、そんなことも卒論の中でやっていた。



*メモ*
聖護院八ツ橋総本店サイト
http://www.shogoin.co.jp/
八橋検校のことなど詳しい。
生八ツ橋もよいけれど、私は本来の箏の形の干菓子が好き♪
東京国立博物館蔵の尾形光琳作・八橋蒔絵螺鈿硯箱について(東京国立博物館のサイト内)
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=B07&processId=02&colid=H86
サイトトップはこちら
http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00
『伊勢』第九段の原文(サイト「新古今和歌集の部屋」より)
http://home.cilas.net/~jikan314/isemonogatari/ise-09.htm
サイトトップはこちら(管理人:自閑さん)
http://home.cilas.net/~jikan314/index.html

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2006年6月19日 (月)

三種の美人

Tomorokoshi ハナショウブがきれいだ(といいつつ、写真はトウモロコシだが)。

日本原産のアヤメ科アヤメ属植物で、比較的よく見かけて姿の似ているもの三種。アヤメ、カキツバタ、ハナショウブ(ハナショウブというのは園芸品種化されたものの総称、自生種はノハナショウブ)。
これらは花の咲く時期も違うし、生態も違うし、第一、花の特徴を覚えてしまえば混同することは絶対にないのだが、日本人はみな一緒くたに「あやめ」や「しょうぶ」と呼ぶ傾向にある。
それはなぜか。それによってどんなことが起こったか。
というような研究を、卒業論文でやった。もう随分以前(でもまだ十年は経っていない)。
これは、手前味噌ながら、非常に面白い結果が出た。

とりあえず、簡単な見分け方は、外花被片(外側の大きな三枚の花びら)の基部の色柄に注目すること。
アヤメはそこに、黄色と褐色の網目模様が入っている。カキツバタは、白い筋が一本。ノハナショウブは、黄色の筋(園芸種のハナショウブも基本的に同様)。

ちなみに、五月の節句に菖蒲湯に入れるショウブは、サトイモ科の、全く違う植物だ。花も、ハナショウブとは似もつかない。



ところで、前述した三種のアヤメ属植物は、どれも非常に美しい花だが、見た目から受ける印象は結構違うと思う。
アヤメは、カラフルな小紋の着物を着たミドルティーンの少女。朗らかにしゃべり、よく笑う。群れ咲いているアヤメが弱い風にかすかに揺れるさまは、まるで少女たちが笑いさざめき合っているよう。
カキツバタ(自生種の紫花)は、目元涼しい振袖若衆。すっと立って、凛として、あるときは色香を、あるときは神聖性を感じさせる、前髪立ちの美少年。
ハナショウブ(園芸品種の六英花)は、婀娜(あだ)な年増美人。抜いた衣紋とやや下めの帯が大人の色気を醸し出す、酸いも甘いも噛み分けた、頬のふっくらとした美女。

この季節、雨に濡れてあでやかなハナショウブが咲いていると、その向こうに、傘(からかさ)さした美女の幻影が見える。



*メモ*
「Yahoo!きっず図鑑」から、ショウブのページ
http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/plants/card/0865.html
きっず図鑑のトップはこちら
http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/index.html

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2006年6月13日 (火)

白くて四枚の

Dokudami ドクダミにはたまらない引力を感じる。

総苞片の純白は、これが白という色の見本だといわんばかりの白。
それが四枚なのもポイントだ。
四枚がほぼ同じサイズで、しかもきっちり九〇度ずつずれて端正な十字になっているものを探そうとすると、これが意外にないので、そういうのを見つけるとうれしくなる。“完成された美”の一つの例を見た気持ちがして(なにしろ、全体の形はきれいな四角錐だ)。
葉は、深緑色のスペード。マットな質感が完璧。ピカピカしていたら全てが台無しなことを、よく分かっている。

そんなドクダミを、足を止めて眺めていると、ついつい時間がたってしまう。

……どうせなら、往年の文学少女の如く佇んでみればステキかなと思うのだが。
実際のところは犬の散歩の途中なわけで。
先へ進みたがる犬と綱の引っぱりっこに腕を震わせながら、根性でその場にとどまりつつ足下の草に見入っているという状態。

待て、犬よ。私はもう少しこれが見ていたいのだ!



*メモ*
ドクダミは総苞片が四枚であることが魅力だと上に書いておきながら、写真は、一つの株全てで総苞片が五枚になっているものだったりする。先日、路傍で発見。
総苞片は、写真のように五枚になったり、通常の四枚のほかに小さいのが数枚余分についていたり、四枚だけれどそのうちの一枚だけが特に大きかったり小さかったりと、比較的変異(という定義でよいのか?)が出やすいようだ。ときには緑色になったりもするらしい。
こちらのサイト(卯の花日記/管理人:unohanasさん)の5/31の写真は、珍しい緑色のもの。
http://unohanas.exblog.jp/
こちらのサイト(デジカメ【花散歩】/管理人:yaso-banaさん)の6/3の記事も、ドクダミの変わり咲きについて。
http://yasobana.exblog.jp/

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2006年6月 8日 (木)

もうすぐ収穫

Ume 私の住むまちは、梅の産地の一つだ。そこここに梅林(うめばやし)を見かける。
犬の散歩コースの途中にも。

梅の実が太ってきた。

それにしても、ああ……この緑色って、なんてきれいなんだろう。
そんなはずはないのに、透明な感じがする(実の表面の産毛のせいだろうか?)。
さわやかという言葉が何よりふさわしい色。
音符みたいに連なって生るさまも、とても気が利いている。

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2006年6月 7日 (水)

なんて愛らしい!

Kaki 柿の花は非常にかわいらしい。
実は食べても、花をじっと見ることはないという人が多いのではないかと思うが。
じつは、空から落ちてきた星の子孫のようなのだ(特に、落ちて地面に散らばっていたりすると!)。

品種によって形、大きさ、色に差があるが、きょう撮ってきたのは、犬の散歩コースで見るうちでも抜群の愛らしさを誇るもの(品種名は、残念ながら私には分からない)。
サイズは一センチくらい。
スズランのような形。
やわらかな色は、見ているだけで気持ちをやさしくしてくれる。
こんなピアスやイヤリングやペンダントがあったらかわいいと思う。



*追記*
ふと、柿の花って雌雄がなかったっけ?と気になって調べてみたら。
品種によっていろいろだそうだ。
参考になるページ
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/kaki.htm
ちなみにサイトトップはこちら(管理人:梶本さん)
http://www.geocities.jp/ir5o_kjmt/kigi/list.htm

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